品質保証
不良を生まない、流さない。
各工程を貫く品質への責任と誇り
国際品質マネジメント規格(ISO-9001)の継続的な運用と独自の取り組みを融合して、安定した製品供給を続けています。特に製造の基本的要素である4M(材料、機械設備、人、製造方法)の管理を徹底し、「悪い物は作らない、流さない!」をスローガンに、各工程で最高の品質を追求。また試作段階から量産前までに多数の製品データを蓄積・活用するとともに、金型・治工具へのフィードバックを繰り返して、スムーズな量産立ち上げを支えています。
3次元測定
主に量産部品の品質維持・管理のために実施する3次元測定。高精度な据置き型と、スピーディーな測定が可能な非接触式ハンディ測定機により、1/1000mmまでの値を測定しています。特に精密な精度を要求される足回り部品を中心に、開発段階から量産時の抜き打ち検査まで、日々データを蓄積し、製品精度の安定を図っています。
超音波板厚測定
プローブを測定する箇所に直接当てて板厚測定を行う、超音波測定。プレス加工に伴って引き伸ばされたパネルの板厚をそのままの形で測定できるため、試作品に板厚減少などの不良が発生した場合も正確に発見・対策することができます。現在ではCAE、CATによるシミュレーション結果の検証に使われることが多く、平岡ボデーのCAE、CAT技術の蓄積と、それによるリードタイムの短縮に大きく貢献しています。
溶接部の健全性検査
コンピューターでの予測が難しい技術に溶接があります。平岡ボデーでは、溶接・組付工程の品質安定のために、新製品の開発時はもちろん、量産が開始されても定期的な検査によって溶接品質の確認を行っています。そのひとつの目視検査では、製品の破断面をマイクロスコープにより観察し、溶け込みの状態や熱による影響を精査。この観察眼も、人から人に伝えられるクラフトマンシップのひとつです。